仲間と共に脱出を企てるか? 一人残らず殺すのか?
NetEase Gamesの3Dサバイバルホラーゲームの【IdentityⅤ[アイデンティティⅤ]―第五人格】。
暗闇に包まれた山奥の山荘に招かれた4人の生存者、そして、獲物を探して歩き回る1人の殺人鬼。
生存者側と殺人鬼側で違った非対称対戦ルールのもと、プレイヤーは襲撃側または逃亡側の立場からのゲーム選択を迫られる。
恐怖の鬼ごっことして人気が高い『Dead by Daylight』のスタッフからも協力を得ていて、無料で遊ぶことができるスマホ版DbDとして今後浸透していきそう!
ハンター側:一人残らず追い詰めて処刑
ハンターは、フィールド内で逃げ回っている生存者を見つけて気絶させ、全員を椅子に縛りつけると勝利!
ライフの概念を持たないという無敵キャラとして確立しているので、生存者側から攻撃を与えられても単なる足止めの効果しかない。ただし、生存者が4人中2人以上脱出に成功するとハンターは敗北となる。
単純に生存者に向かって走って殴るのみでなく、ムチを使っての引き寄せや瞬間移動など、それぞれのキャラごとに固有のスキルを駆使すると奇襲を仕掛けることもできます!
サバイバー側:4人の個性で活路を開く
生存者の目的は、ハンターからの追跡を避けつつ、暗号機を5つ解読[修理]することによってゲートを開放し、そこから脱出することです。
1人では非力だが、捕まってしまった仲間を救出したり、復活させたりといった数的有利を活用した他プレイヤーとの協力プレイでハンターと互角以上に戦うことが可能。
窓の乗り越え[トラップ]などのテクニックや懐中電灯[装備アイテム]を利用すれば、延々とハンターを引き付ける、いわば「おとり作戦」を取ることもできます!
『IdentityⅤ 第五人格』は追って逃げてとシンプルな生存戦略に幾重にもハマり込む!
移動速度はハンターの方が速いため、直線的な場合は簡単に生存者に追い付く。だが、見失ったり攻撃を空振りしたり、案外付け入る隙は数々ある。
それに対して、サバイバーの方は味方アイコンで全体の状況を把握したり、心音によってハンターとの距離が分かったり、判断材料が多く動きやすい形です。
ハンターとサバイバーでの情報量の差異、または環境ギミックを駆使しての心理戦とも言うべき駆け引きが白熱の要素!
チームの仲間と協力して逃走を目指すか、発見と殺戮を繰り返していくか。二つの異なるタイプの興奮をその時の気分に応じて選択しながら遊ぶことができるゲーム性は、『DbD』と同様にプレイヤーを飽きさせない。
同様のルールなので経験者であれば親しみやすく、操作性に関してもスマホにしては良いので手軽なモバイル版として楽しむことができます。
RPG風の育成要素があるけど理不尽じゃない
基本的な性能は全員平等であり、レベル的な数値の違いは無い。その代わりにプレイ報酬として、人格[アビリティ]を習得することで追加能力をマスターすることができる。
あくまでもプレイヤースキルが大きな比重を占めるコンセプトだが、好みのプレイスタイルを補助できるシステムとして役に立つ。
加えて、全てのキャラクターが通常マネーで買える点も非常に魅力的。ガチャは主に衣装のアバター方面であるため良心的です!
「DbD」からガラリと変わったデザイン
このゲームは、謎に包まれたデスゲーム事件を探る探偵が、証拠を集めて当時の状況を想像するという一人用アドベンチャー形式で展開する。
明白なバックボーンが設けられていて、展開も物語仕立てだから没入しやすい点が長所です。
ゲームの世界観は、ビクトリア時代を想像させるゴシック調で統一されていて、グロテスクな描写も抑えられているのでホラーが苦手な人でも遊びやすく作られています。
ゲームの流れ
このゲームには『DbD』のディレクターとプロダクトマネージャーが協力しており、著作権的にも当然クリーン。
ゲーム性に関しては、[DbDスマホ版]と言っても良いくらい似ている印象。しかし、おもちゃ風の3Dグラフィックや文字が沢山のA D Vパートに大きな個性が見られます。
マルチ対戦の際は非対称ルールであり、マ○オパーテ○―の中の3対1で遊ぶミニゲームのような試合の流れです。
本家と同様の感覚的に遠視することが可能なインターフェースが素晴らしく、反応や音を頼りにして状況を把握するのが楽しい!
サバイバー側の命綱となる解読[発電機の修理]は、アンテナの下にあるタイプライターで行なう。
解読作業中、サバイバーはその場に留まらなければならないためハンターに狙われる恐れもある。しかし、他の仲間が引き付けるなどして、チームで協力して解決するのが理想的です。
壁をトラップに使って気絶させたり、ライトを浴びせることで動きを止めたり、DbDに比べスキルは少しアクティブですね。
マッチング画面の様子。変えずに片方側をプレイしたい人は選べるし、ゲームリリース直後であるせいか10秒くらいで埋まるという盛況さでした。
DbD知識があったため、初心者相手の場合は簡単でした。反対に、上位者の場合は動きの練度が異なりレベルの違いを見せつけられました!
それぞれのキャラクターは色々なアバター衣装や人形などのアクセを装着できて、自分好みに装飾できる。
性能的には関係の無い要素であり、また、『PUBGモバイル』のように有料ゲームを上手に無料化したパターンと同様です。
これより先は、君自身の手でプレイしてみよう!
『IdentityⅤ -第五人格-』序盤攻略のコツ。
ストーリーは画面右上に表示されたミッションのクリアで進展するため、序盤は条件達成を目指そう。
まったくの初体験である人は[初心者指南]で細かなチュートリアルや必須テクを習得してから戦いたい。また、DbD経験者も[サバイバーを追撃]あたりはチェックしておこう。
一定の量を進めたら、自分がハンター側とサバイバー側のどちらに適しているか考え、得意なほうを伸ばしていくのがオススメです!
結果よりも過程を重視して楽しもう
椅子に拘束した[行方不明数]によってそれぞれの陣営の勝負は決まるが、条件達成を果たしたり、ポイントを獲得したりすれば実質的に勝利となる場合もある。
すなわち、ハンター側があえて捕虜の救出を見逃したり、サバイバーは脱出直前に一回だけ殴られたりなどの紳士プレイが成立します。
反対に、切断や煽りなどのマナーが悪いプレイが続いた場合、[品性値]が低下して悪徳者として定められるので気をつけよう!
油断せず常々周りに気を配るべし
両方の陣営に対して言える事ですが、視界は常時回転させて周囲のクリアリングを怠らないように!
サバイバー側をプレイしている時は、[物音]が敵に見つかる大きな原因になってしまうので、敵が近づいてきたら[歩きモード]にして身を隠すことを優先したい。また、敵との間に乗り越え壁を挟むのも役立つ。
ハンター側の時は、やみくもに探し回るよりも解読機の起動音などをヒントにしてサバイバーの位置を掴みたいところ。弱っているサバイバーから確実に捕らえていこう!
タイトル | IdentityⅤ -第五人格- |
ジャンル | アクションゲーム、ホラーゲーム、オンラインゲーム、対戦ゲーム |
価格 | 無料 |
対応OS | iOSアプリ Androidアプリ |
執筆日 | 2019年9月27日 |
パブリッシャー | NetEase Games |